2019-3-25 「原発・正力・CIA」読んだ
原発・正力・CIA: 機密文書で読む昭和裏面史 (新潮新書)
- 作者: 有馬哲夫
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2008/02/18
- メディア: 新書
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- 今年の3.11以来原発関連の本をよく読んでる
- タイトルが銃・病原菌・鉄っぽい
- 総理大臣になりたかった正力松太郎(讀賣新聞社長)と防共のために自由に扱えるメディアが欲しかったCIA
- 正力松太郎は原発を日本でも動かしてドル箱ハッピーになりそのマネーで総理大臣になろうとしたが、CIA的にはそこまでやってやる義理もないしコントロールできなくなりそうで嫌だった
- 結局は正力はイギリスから原発を買うのだけど、それまでの原発導入への世論作りとかはCIAと持ちつ持たれつ巧みにやってる
- 75%の人が核の平和利用に賛成だとか、日本人が原発好き過ぎて引くわみたいなCIAの記録とかもあったりして、市民が騙されて原発誘致したみたいな史観はフェイクなんだなと感じた
- こういう諜報云々みたいな話が出てくるとCIAがどうせ悪いみたいなマインドで取り掛かりがちだけど、正力松太郎の場合は正力松太郎がめちゃくちゃ前のめりでCIAがむしろ困る、もちつけみたいなモードだった