令和国際大学

グローバルビジネス学科コミュニケーションデザイン学部

2019-05-06 オッさんが作ったサービスを若者が無視し続ける世界が来る

トヨタのKINTOっつうサブスクサービスがある。現状では都内限定で、トヨタのサブスクっつうからには車がサブスクで乗れる。その代金、月額約5万円。馬鹿なのだろうか。誰か止めなかったのか。可処分所得が多い年長世代でもポッと出せる額じゃない5万円を、なぜメインターゲットであろう若者が出せると思うのか?つうか若者をターゲットにしてないのか?誰をターゲットにしてるのか?月5万円をポッと無理せず出せる時点でかなり可処分所得があるとは思うのだが、それぐらい余裕あればランク下げて中古車なり何なり買うんじゃないの?この半額まで下げてようやく若者の検討ラインにギリギリ乗るか乗らないかっていうぐらいだと思うだけど、価格設定にコンサルとか入れなかったのか、それとも入れた結果がこうなのだろうか。

まあKINTOが馬鹿げているという話はもういいとして、これ聞いて致命的だと思ったというか、寒気するなと思うのが、もしかすると大企業の高層ビルで踏ん反り返ってるオッさん達って若者って月5万円ぐらいなら何となく出すでしょぐらいに考えてるんじゃないかっていうということだ。要するに若者に所得の再分配をしてこなかったっていう自覚がまるで無いんじゃないか。意味もなく若者はケチで、無料で観れるYoutubeだけを見て過ごしてるんだから、その気になれば5万円くらい出すだろとか思ってるのかもしれない。無い袖はふれないのだが、有ると思ってる。だとすればめちゃくちゃ空恐ろしい。そこがズレたまま行くとオッさんが価格設定したサービスを若者が無視し続ける世界が出現する。少子高齢化社会ではどんどん意思決定層がオッさん化し続けていくので、この流れはオッさん達が死ぬまで続く。やがて我々金の無い若者が意思決定をするようになるその日まで我々は何の契約も行えないのである。