令和国際大学

グローバルビジネス学科コミュニケーションデザイン学部

2019-05-09 ゼロからのUXデザインの勉強はめちゃくちゃ面倒くさいが

課外活動として、新規サービスのUXデザインから携われることになった。ずっとやってみたかった部分なので大変助かる、というのがこれまでのあらすじ。ところが、UIとUXが連続的であるのと同様に、UXとCXもまた連続的であるという事実が携わっていく上で判明する。これは予想外だった。つまりはUXとの関連性が色濃いCXの部分のデザインから現状携わっていくことになり、それがとても大変である、という回が現状である。知識も経験もないので、急いで知識を仕入れ、そして手探りで経験を重ねていく状態で、効率も悪いし、プロフェッショナルとして価値を提供していると言うよりは、そう言えばこういう話もあったんですけどどうですか?ぐらいにしか言えないのがしんどい。

先日も言及したLean UXを読了した上でそのメモから引用しつつ、UXなりCXなりのデザインをリードしていくのだが、Lean UXが推奨するようなプロセスではリサーチが頻出する。ところが、リサーチを行う見識がないので、今度は下記のような本を読み漁ることになる。

UXリサーチの道具箱 ―イノベーションのための質的調査・分析―

UXリサーチの道具箱 ―イノベーションのための質的調査・分析―

 

これを読み進めていくとなるほど、こういうリサーチがしたい時はこういう手法を用いればいいのか、とか言う風になる。ただ、ここで紹介されている説明のみだとどうしても漏れがあるのではないかと思えてくる。何もかもLeanにやりたいのだがそうすると準備不足で再度やり直しは単なる時間ロスのようにも思える(荒くてもイテレーションしていくことが大事、というのもまたLeanの形なのかもしれないが...。)。たとえばユーザーインタビューを行いましょうとなった時に、ここに書いてあることをベースに行うのだが、保険のために参考書として上がっているものも読んでおきたい、とかそんな感じである。

はっきり言うと、こういったプロセスはかなり手間がかかる。有り体に言うとめんどくさい。ただ、仮想ではなく、また単なる予測でもなくて、実体として必要性のある状況だからこそ、我が事として読み進めることが出来る。これが将来UXデザイナーをやりたいからと何となくだけで進めていくのは難しかっただろう。この学習を今自分が投げ出すことで、(大げさに言うと)ビジネスのデザインで路頭に迷いうる人がいる、ということがどれだけ大きな意味を持つのか、それを身をもって学んでいる。